顔面神経麻痺の症例

①耳から肩にかけて痛かった次の日に、顔が動かなくなった顔面神経麻痺

患者

40代女性

症状と来院理由

10日前に5回目の顔面神経麻痺を発症した。今までと違い、痛みがあり、回復が遅く、症状が重いと感じた。病院の検査では、帯状疱疹も出ておらず、原因不明と診断された。発症前日に耳の後ろから肩にかけて痛みを感じ、顔も固まる感じがして眠れなかった。最近、ストレスも感じていた。もともと肩こりはある。まばたきができず、目が閉じない。眉毛・額も動かない。うがいはこぼれてしまう。口をウーとすぼめたり、イーと横に開くこと、ほっぺを膨らませるのも息がもれてしまいできない。聴力に問題はないが、シャワーの音や、歌ったり、ピアノを弾くと音が響く。

ハリが苦手だが(鍼を刺されると思うと緊張する、はりの後がのこりやすい)、鍼数の少なさ、女性鍼灸師ということで、来院。

治療内容と経過

初診:耳の後ろから肩にかけて痛みがあり、触れると耳の後ろ、首の前の筋肉が硬くなっていたため、緩めるために、手と手首、背中に鍼をしました。

2診:前回終了後、治療した直後は変化がわからなかったが、口角があがるようになった。耳の後ろから肩にかけての痛み、変な感じはなくなった。眉頭が筋肉痛のようになり、口元が麻酔が切れてきたようなもやもや感がでてきた。今までの顔面神経麻痺の経験上、そういう感覚がでると動きやすくなってくるとのこと。
前回同様、首の前の筋肉を緩めるために、手や背中に鍼をした。目に関する背中と足のツボにも鍼をしたが、足のツボに鍼をしたところ、まぶたが温かくなってきたとのことでした。施術後、眉毛が少しうごきだしてきて、頬の筋肉も少し上にあがるようになりました。

3診:前回終了後、筋肉検査で一番よくなかった口が動きやすくなった。できなかったイーも、ウーもやりやすくなった。
あごの緊張を緩めるため、背中に鍼をした。首肩の緊張をゆるめるため、手や頭頂に鍼をした。

4診:前回終了後、鼻の横が痛痒いような動き出す前の感じがした。その後、頬全体がゆるんだ感覚がある。
同様の施術をする

5診:前回終了後、額のしわが寄るようになった。頬がまた動きやすくなり、イーやうーがさらに少しよくなった。瞬きのスピードがあがった。目を閉じれるようになった。食事をすると、麻痺側に食べ物がたまっていってしまうのがあったが、それがよくなってきた。耳後ろから後頭部にかけて頭痛のような麻痺のような、治ってくるときに出る痛みのようなものがあった。
同様の治療をする。手首に鍼をしている際に、眉毛あたりが楽になってきた。

6診:前回終了後、笑おうとするとまだこわばりを感じた。眉毛は前回より、さらに動きやすくなった。口元も食べやすくなってきている。
同様の治療をする。上まぶたが軽くなったように感じ、動きやすくなった。

8診:前回終了後、笑いやすくなってきた。イーに関しては、しっかり歯も見えるようになり、見た目は問題なくなった。
同様の施術をする。上半身が軽くなり、まぶた全体が動くように感じる。

10診:前回終了後、側頭部が動きそうな感じがここ1,2日している。
同様の施術をする。良くなってきている感覚があるので、様子をみることにするということで、施術を終了とした。

考察

全体的に肩、首の前の筋肉の緊張が強かったです。演奏をする仕事柄、腕の緊張も強く、手や、腕をゆるめることで顔が動きやすくなっていきました。ハリが苦手ということでしたが、当院の鍼の本数が少ないこと、身体のどこに鍼を打っているか、今どこに鍼があるのか説明があることで、安心して施術を受けられたとのことでした。

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②目が閉じずらく、コップから水がもれる顔面神経麻痺

患者

40代女性

症状と来院理由

約3週間前、右顔面神経麻痺を発症した。病院の検査ではヘルペスウイルスのせいではないかと診断された。目は大分閉じれるようになっているが、まだ隙間が開いていしまう時がある。右目に力が入りづらい。口をすぼめて、口笛は吹けない。口をイーと横にすると左に引っ張られる。コップでは漏れてしまって飲めない。舌を前に突き出せない。鼻の高さの左右差も気になる。めまいもすこしある。他院の鍼で効果があったが、女性鍼灸師を探し、来院。

治療内容と経過

「触ると首肩こりを感じる。人によく「肩、あがってるよ」と言われる。日中も、睡眠中も食いしばりがあり、奥歯が痛い。」とのことでした。

初診:あごに関係する場所に緊張が強い。まず、食いしばりの緊張をとるため、肩甲骨近くのツボに鍼をした。手、足のツボから、あごや、首を緩めるための鍼をした。

2診:前回終了後、奥歯のかみしめる痛みがなくなった、目に力が少し入るようになったとのこと。

目に関わるふくらはぎ、足先のツボに鍼をした。首肩をゆるめるために、腕、手、肩甲骨のツボに鍼をした。施術終了後、目の見える感じの左右の違和感がなくなり、口をすぼめるのに力が入るようになった。

3診:前回終了後、数滴こぼれるがコップで飲めるようになってきた。麻痺で消失していた右のほうれい線が左と同じにでてきた。下唇が左に引っ張られる間隔も8割回復。とのことでした。

後頭部と首の境目をゆるめるために、背中に2本鍼をした。前回同様の施術をする。

4診:前回終了後、舌の感覚が戻り、舌を前につき出せるようになった。コップもこぼさない時がでてきた。口の違和感はそんなになく、全体的に治ってきている感覚があるとのことでした。

首の緊張を緩めるために、足に鍼をした。前回同様の施術をする。

5診:見た感じでは、麻痺はわからなくなった。コップも漏らさず飲める。口も目も動き的には、日常的に問題はない。めまいもよくなっている。鼻の左右差も気にならない。

前回同様の施術をする。大分回復したので、今日で施術を終了したいとのことで終了とした。

考察

あごと、首肩の緊張がとても強かったことが、口や目の動きを悪くしていたと考えられます。本人も奥歯の痛みなど自覚があったため、食いしばり、あごの緊張を緩めることを最優先としながら、首肩こりの緊張を解いていったのが、順調な回復につながったと考えられます。発症後、3週間だったことも、良好な結果につながった要因だと考えれらます。

③病院では原因不明の顔面痛

患者

50代女性

症状と来院理由

1か月前から症状がある。最初は左顔全体がもやーんとしていた。そのうち、耳の前から口角にかけては痛みに変わり、頭痛も出てきた。歯が痛いのか顔が痛いのかわからない。激痛まではいかないが、常に顔が痛くて、意識が行く感じがする。現在は、左側の頭・顔・歯・首・肩から腕にかけて痛みがある。

耳鼻科でエコーをとるが腫瘍なし、血液検査も問題なし。脳神経外科でMRIを撮るが、問題なし。歯科で帯状疱疹の薬を2週間服用し、変化がなく、歯医者さんから、はり治療を勧められて来院。

治療と経過

初診:耳の後ろにそっと触れるだけで、強い痛みを感じた。手の甲から腕の内側にも痛みがあった。特に手首まわりの緊張が強い。まずは、耳周りの緊張を緩めるため、手、手首、腕、足にはりをした。耳の後ろのゆるみを本人も感じ、触れても激痛ではなくなった。

2診:前回終了後、痛みは2,3割減った。以前は寝てる間も側頭部痛があり、毎日痛くて目が覚めていたが、起きる日は半分に減った。ハリの後、腕が楽になったのを感じた。左の口があきづらかったのがよくなってる。前回鍼をされて、顔が痛い時、手首回りが同時に痛いことに気が付いた。
手や足のツボを使って、首の前の筋肉をゆるめた。

3診:前回終了後、鍼をして、次の日はいったん調子は以前に少し戻る。それにしても痛みは2,3割減っている。そのあと4日ほど調子がいい日が続いた。頭痛がない日も二日あったし、頭痛があっても痛みは2割減っている。左の痛みが減ったせいか、右耳の前の方が気になる。
同様の施術と、右側のために、右の背中に鍼をした。

6診:前回終了後、以前は、頭痛の範囲が側頭部から後頭部にかけてと大きかったが、3,4センチ四方と、とても範囲が小さくなった。痛くない日も増えた。手や腕もとても楽になった。
顔の痛みが、手や、手首の緊張が原因と考え、背中に鍼をして、腕、手首をゆるめた。

7診:前回終了後、帰ってから両耳の後ろにまりもようかんがパンパンになっているような強い痛みを感じが2日ほど続いた。その後、耳の痛みは大分減り、痛む範囲も耳から4センチほどと狭くなった。顔の痛みが減ると同時に手や、手首も痛くなくなってきた。
同様の施術をする。

11診:顔の痛みはほぼ気にならず、忘れている。頭痛や、腕の痛みはない。状態が安定したので施術を終了とした。

考察

重いものを持つ仕事上、手首や腕に負担がかかっていて、そこから顎の緊張につながり、顔の痛み、頭痛につながっていたのではないかと考えられました。鍼をして体がゆるむと、より良いバランスを作るために、いったん症状が少し戻ったようになり、その後ぐっと良くなるお見本のような症状でした。それだけ、緊張が強かったんだと思います。施術最後の日、髪が短くなっていました。「前は痛みが常にあって、自分の髪に構える余裕がなかったの。痛くなくなって、ようやく美容室に行ける気力がでてきたの」と笑顔でお話いただけて、とてもよかったです。

患者さんの感想

④まばたきができず、涙が止まらず、目の奥が痛くてたまらない顔面神経麻痺

患者

40代女性

症状と来院理由

2週間前に、右顔面神経麻痺となった。右目がまばたきできず、涙が止まらなくて、目の奥がとても痛くてつらい。右目がおかしいせいか、左目も辛い。歯磨きの時に、ブクブクゆすぐ事ができない。舌が火傷をしたみたいにしびれている。口を閉じて頬を膨らますと、空気がスーと漏れ出る。

病院の検査でハント症候群かもしれず、長くかかるかもと言われ、不安で、色々検索したところ、当院を見つけ、来院。

治療と経過

初診:首肩こりに自覚はないとのことでしたが、さわると首肩はとても硬かった。仰向けに寝ていても涙がたれてくる。重いものを持つ仕事の負担を考え、手や肘にはりをした。はりが終わった後、サウナに入ったように体が熱くなり、ほっぺがもしゃもしゃと不思議な感覚が起きているとのこと。

2診:前回終了後、「当日の夜に、目の奥が痛いのがなくなったので、びっくりした。涙は出る。首がとても軽い。首肩こりは自覚してなかっただけだったのだと思った。舌のしびれも半分くらいになった。麻痺になって顔が硬くなってこのままかと怖かったけど、顔が柔らかくなっていて少し安心した。」前回同様、首肩こりを改善するために、腕、背中、足首、手にはりをした。首が天井まで簡単に向けるようになった。

3診:前回終了後、口紅を塗った後に上唇と下唇を合わせて、んぱんぱするのができなかったができるようになった。目の下がピクピクするのを感じる。
首肩をさらにゆるめるために、手や肘に加え、ふくらはぎにはりをした。

4診:前回終了後、涙の量が劇的に変わった。まだ目に涙はたまるが、たれてくることはなくなった。洗顔の泡も入りづらくなった。口をとじて、頬を膨らますのも、ほぼ空気は漏れなくなった。目の下はピクピク動き出そうとするのを感じる。目頭の上が少し力が入る気がする。だいぶ首肩こりが取れてきたため、腰、肩甲骨、足首と違うところから顔の動きを良くするためのはりをした。

5診:前回終了後、ほとんど麻痺は回復した。施術3日後、ブクブクと口をゆすぐ事ができるようになった。目も戻った。涙は出なくなり、まばたきもできる。顔の良い状態が続くためと、腰痛に対するはりを肘、腕、股関節近くにはりをし、顔をメインにする施術は終了とした。仕事上、体への負担が大きいので、体調維持と、持病のパニック障害に対する施術に対して、施術を継続していくことにしました。

考察

顔面神経麻痺発症13日後の早い来院と、自覚はありませんでしたが、ひどい首肩こりの改善が早期回復の大きな要因と考えられます。施術後に、首が軽い!体が軽い!と喜ばれていたので、首肩こりが慢性化しすぎてわからなくなっていたんだと思います。職業上の負担のかかる体の場所から、首肩こりを改善していけたことも良かったのだと思います。

⑤筋電図13%、入院中ほぼ改善せず治るか不安だった顔面神経麻痺

患者

40代女性

症状と来院理由

発症前夜に目・鼻・顔の色んなところがピクピクしていた。翌日の朝、顔に変な感じがあり、胸も張ってるような重だるい感じがあった。昼には耳が痛くなり、夕方、右顔が麻痺してご飯が食べられなくなった。発症より4日後に入院し、ベル麻痺だろうと診断された。発症当時より検査数値が落ちていた。

眉毛は動かせない。目は3ミリほど空いていて、涙が止まらず、運転が怖い。小鼻もほぼ動かせない。口は横に引けない。口をウーとすぼめるのは少し難しい。食事はこぼれる。咀嚼時、麻痺側の口の中に食べ物がたまる。口をゆすぐのは、手で口を抑えないと難しい。

入院時も、全然顔に変化がなかった。医師からは重症だから手術という手段もあると言われ、看護師から治らない人もいるなど聞き、このままの顔ならどうしようと不安になった。耳や脇も痛かったため、他にできることを探し、来院。

治療と経過

耳が全体に痛い。右首肩から脇が突っ張っていて、圧迫されているような痛みや、だるさがあり、つい脇を手で押さえている。首肩こりはあり、右側を向きづらい。食いしばりも夜だけでなく、日中もしている。

初診:首肩こりがとても強く、耳の後ろ、顎の緊張も強かった。食いしばり改善のために、肩甲骨の内側にはりをしたところ、耳を触っても痛くなくなった。肩の緊張をとるため、手にはりをすると肩が楽になり、右側を向けるようになった。脇の痛みのために、肩甲骨の内側にはりをしたところ、脇の痛みは取れた。施術後、お風呂に入った後のようにポカポカしているとのことでした。

2診:前回終了後、帰り道で既に涙がだいぶ減っていた。涙が垂れるほどは出なくなった。食事中に麻痺側の口に食べ物が溜まっていたが、だいぶ減った。
前回同様の治療に加え、背中の中心部分がとても硬く、いつもそこが辛い自覚があったため、緩めるためにはりをした。

3診:前回終了後、涙の量はさらに減った。脇の痛みもだいぶ減り、以前は寝付くまで痛くて辛かったが、今はすぐ眠れる様になった。眉毛が動かせる様になったが、動かすと頭が痛くなる。
前職でとても腕や、指を使う仕事をしていたため、腕や手から肩を緩めるためのはりをする。

4診:前回終了後、口元が大分動かしやすくなり、横に引ける様になってきた。目もぎゅっとすれば隙間は開かなくなり、シャンプーも目に入らなくなった。下を向くと顔全体がもったりとしたこわばりのようなものがあったが、ほぐれて柔らかくなった。

5診:前回終了後、もう食事の際に食べ物はたまらなくなった。涙もほぼ大丈夫。眉間を寄せることもできる。口をゆするのはまだ漏れるが、漏れる量はだいぶ減った。まばたきもできる様になってきたが、まだ左の目のタイミングよりは遅れる。

6診:前回終了後、目の大きさが左右揃ってきた。口をすすぐのも口の奥の方ですると漏れない、前歯あたりですると少し漏れる。笑うと顔がもったりする感じも減った。口もかなり動かせる。脇の痛みも頻度も減る。

7診:前回終了後、脇を手で押さえることがなくなってきていて、痛みは感じない、重だるさは感じるが忘れてることが多くなった。小鼻が上下に動くようになって、動かせなかったことに気がついた。

8診:右目のウィンクができる様になった。まばたきの左右のタイミングも揃ってきた。脇も忘れていることが多くなった。左右比べると、まだ顔の違和感はあるが、これが発症時なら気づかないほどの違和感。

9診:右の口でストローで飲める様になっていることに気がついた。ペットボトルも普通に飲める。

10診:うがいもできる様になり、日常生活で困ることはなくなった。仕事を始めることもできた。新しい仕事に慣れず、肩こりなどがあるため、今後は体のメンテナンスとして通院することになった。

考察

前職で、とても手・腕・肘に負担がかかっていたようです。それが首肩こり・脇の痛みにつながっていたため、それを改善するための施術と、食いしばりに対する施術を行いました。何が原因で首肩こりが起きていたかを、見つけられたことが目覚ましい回復につながったと思います。

⑥7年前の交通事故による顔面神経麻痺

患者

20代

症状と来院理由

7年前に交通事故に遭い、頭を打ち、顔面神経が切れ、右顔面神経麻痺と病院から診断された。事故後、右上半身が硬くなっている。右瞼が左に比べ目にかぶさっているのが一番気になる。口を横にイーと引きづらく、ウーとくちをすぼめるときも隙間がある。目の状態が少しでも改善するならと、来院される。

治療内容と経過

初診:事故後の右胸、背中、右腕などが硬さの緩和、首肩こりをやわらげるため、手や背中のツボにはりをしました。

2診:耳の後ろの感覚がなかったのが出てきた。

3、4診:目の周りがピクピクする感じが施術後2日ぐらい続いた。

6診:眉毛の辺りがもぞもぞとし、口元のたるんだ感じが変わってきた。

8診:少し目の開きが大きくなった。

9診:口を横にイーとしたときの顔のつっぱりがなくなった。

12診:口を閉じるときに重い感じだったのが軽くなる。

15診:口を閉じるときに目も一緒に閉じていたのが、少し軽くなった。瞼の重い感じがよくなった。

16診:目の感じは戻ってしまった。

18診:口が閉じやすい、目の下から口の横までの頬の大きな範囲が以前はだらんとしていたが、していなくなった。

19診:重かった目がすっきりとしてきた。顔がよくなってきたという実感がある。

25診:口を閉じるときに、喉部分が突っ張る感じがあったのが楽になってきた。

30診:目が開いている感じがする。当初より目は開きやすく、口も動かしやすく、顔が気にならなくなってきた。

34診:口角の周りが動きやすくなった。

36診:以前はまぶたがかぶさってきていて暗かったが、今は光が入っているようになった。耳の感覚も戻ってきている。目の状態も元に戻る事がなくなって安定したため、施術を終了とした。

考察

麻痺になってから7年経っている事、外傷が原因であることから、まずは5回施術をしてみて変化があればということで施術を開始しました。事故後、硬かった上半身や首肩こりがゆるむと、顔の動きづらい部分に変化がありました。頭皮がぴりぴりしたり、お顔が筋肉痛のように痛くなったり、動かしたくなるようなモゾモゾ感が出た後に変化が出る事が多かったです。週1回の治療から後半は変化がゆるやかとなったため、2週に1回と切り替え、長い目でみた施術となりました。数年経っていても、現状より回復する余地はあることが示された症例でした。

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⑦不眠とメンタル不安定からのストレス性顔面神経麻痺

患者

30代女性

症状と来院理由

2週間前に左目が閉じられなくなり、味覚もおかしくなり、病院に行ったところ、ストレス性顔面神経麻痺と診断された。3ヶ月前からとても忙しく、心配事もあり、不眠と精神不安、倦怠感があった。入院し、味覚はすぐ回復したが、左顔面は50%しか機能していないと言われた。退院後、涙の量は少なくなってきており、食事の際に口も開けやすく、口の中に食べ物がたまるのも減ってきていたが、接客の仕事上、早く回復するために調べて来院された。

治療内容と経過

眉間に皺を寄せる事ができず、眉毛の高さも左右差があり、眉毛はあげられない。左目は1mmほど開いている。小鼻は動かせない。口を横にイーと少しだけひける。うがいは正面からすこしもれる。口を閉じても息がすこしもれる。筋肉がのっぺりとしていてメイクがしづらい。上瞼にアイシャドウがブラシで塗りづらく、指で塗ってる。

初診:肩首背中、お腹に冷えがある。非常に首肩こりが強く、特に首の後ろ側と頭の境目に強いコリがあった。そのコリを和らげるため、足首、ふくらはぎ、手にはりをする。

2診:首肩こりは感じていない。なんとなくぺったり麻痺でさがっていた頬がふわっとしている気がする。首の深いところにあるコリをやわらげるため、足首、すね、手にはりをする。

3診:眉毛の高さが揃った。目が閉じれるようになった。うがいも、息ももれなくなった。まだ、口を横にイーとひくのは十分ではない。病院で、目はほぼ回復していると言われる。

4〜6診:あまり変化はなかった。

7診:口を横にイーと引けるようになったが、口角の高さが左右差がある。

8診:口角の高さが揃い、顔の困っていた症状はすべて回復した。共同運動に対しての心配をされているので、良い状態を保つため、あと数回通院することとした。

考察

仕事が忙しく、強い首肩こりがありました。お腹を下しやすい傾向もあり、お腹の緊張からくる首肩こりをしっかりゆるめたことが、早期改善につながったと思います。

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